測量っていつ終わるの? 境界確定までにかかる「期間の目安」と、時間が読めなくなる意外な理由
2026年07月24日
測量

いつも株式会社つきさっぷ士所、つきさっぷ土地家屋調査士事務所のブログをご覧いただき、ありがとうございます。代表の荒木崇行です。

お客様から土地の測量をご依頼いただく際、「どのくらい期間がかかりますか?」「いつ終わるか約束できないってどういうことですか?」とよくご質問をいただきます。

家を建てる計画や土地を売却する予定がある場合、スケジュールが読めないのはとても不安ですよね。

本日は、土地の「境界確定測量」にかかる一般的な期間の目安と、その作業手順についてわかりやすくご説明します。

■ おおむね「1ヶ月~1ヶ月半程度」が目安です

土地の境界を確定させるための調査や測量は、一般的に受託から完了まで約1ヶ月~1ヶ月半程度の期間がかかります。具体的には、次のような3つのステップで進んでいきます。

ステップ1:受託から1〜2週間(情報収集と現地計測)

まずは測量の目的をしっかりと確認し、法務局、市町村、道、国などの役所で過去の図面や台帳などの資料をくまなく調査します。その後、現地へ赴き、基準点の観測や、古い境界標(杭など)が残っていないかの確認といった測量地を含む周辺地域の現地計測作業を行います。

※測量については地域の土地の成り立ちや公共用地等の測量資料の有無などで資料収集や現地計測、測量計算などに時間がかかったりする場合があります。

ステップ2:受託から2〜4週間(計算・仮杭設置・立会い)

集めた資料と現地のデータをもとに、画地調整計算や境界点計算を行います。そして現地に「仮杭」を設置し、ご依頼者様に測量結果をご報告します。 その後、隣接する土地の所有者様と現地で「ここが境界ですね」と確認し合う「境界確認(立会い)」を行います。実は、測量の工程の中で一番時間が読めないのがこの作業です。

ステップ3:受託から1ヶ月ほど(境界標の設置と納品)

関係者全員から無事に境界確認が得られたら、仮杭を永続性のあるコンクリート杭などの「境界標」に設置し直します。

最後に、境界確認書や図面などの納品資料を作成して、すべての作業が完了となります。

■ 「時間が読めない」と言われる理由

ステップ2でお話ししたお隣との「境界確認(立会い)」ですが、大抵の方は快く承諾してくださいます。しかし、私たちの経験上、10件に1件くらいはスムーズに承諾していただけないケースがあります

「昔からここまでうちの敷地だと思って使っていたから、時効取得だ」と自信の認識している範囲を自分土地と主張される場合や、そもそも隣の土地の所有者が遠方に住んでいたり、亡くなっていて相続人がわからなかったりする(所有者がいるとは限らない)場合もあります。

このように、関係者からの承諾が得られない場合や連絡がつかない場合には、1ヶ月以上かかり、完了時期がお約束できなくなってしまうのです。

■ 「変わらないために、変えていく」

相手がいることなので立会いの期間をコントロールするのは難しいですが、当事務所では、それ以外の「調査・測量・計算」の工程を極限までスピーディにするための努力を続けています。 ドローンによる空撮測量や、歩きながら3Dデータを取得できる最新スキャナー、GNSS測量機などをフル活用することで、広大で複雑な現場でも迅速かつ正確にデータをご用意し、少しでも早くお客様に安心をお届けできる体制を整えています。

土地の境界を守り、皆様の財産を安全に次世代へ引き継ぐという私たちの使命は決して変わりません。しかし、そのためのアプローチや技術は、時代に合わせてどんどん進化させていくべきだと考えています。これからも「変わらないために、変えていく」という想いで、新しい技術へのワクワクを皆様に還元してまいります。

「土地を売りたいけれど境界がわからない」「測量にどのくらい時間がかかるか知りたい」など、ご不安なことがありましたら、どうぞお気軽にお電話(011-598-1418)にてご相談ください。

今後とも、つきさっぷ土地家屋調査士事務所をよろしくお願いいたします。

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