「土地家屋調査士白書」から読み解く! 札幌で開業し、地域に貢献する私たちの「真の使命」
2026年08月25日
お知らせ

いつも株式会社つきさっぷ士所、つきさっぷ土地家屋調査士事務所のブログをご覧いただき、ありがとうございます。代表の荒木崇行です。

私たちの仕事を洋服づくりに例えると、どんなに腕の良いデザイナーがいても、適正な量の「生地」がなければ服は作れません。家づくりや街づくりも同じで、まずは「精度の高い測量によって境界が明確に定められた土地」が必要になります。私たちは、この最初の一歩を担う法務省管轄の国家資格者です。

さて、皆さんは日本土地家屋調査士会連合会が発行している「土地家屋調査士白書」をご存知でしょうか?

2014年に創刊され、隔年で発行されているこの白書は、私たちの業界を取り巻く環境や各種統計データ、そして社会に向けて私たちが果たすべき役割をまとめた大変貴重な資料です。

■ 「土地家屋調査士白書」のすすめ

一般の方にはもちろんですが、全国の土地家屋調査士の皆様にこそ、この白書を手に取っていただくことを強くお勧めします。

白書には、所有者不明土地問題や空き家対策、災害対応といった社会課題に対する私たちの取り組みだけでなく、最新技術の導入状況、日調連研究所での研究成果、さらには業界の人口推移や年代構成といったリアルなデータが網羅されています。

これからの時代、社会から何を求められ、私たちがどう変化していくべきか。自分自身の業務を見つめ直し、未来の「土地家屋調査士像」を描くためのヒントが必ず見つかるはずです。

本日は、この最新の「白書」のテーマも交えながら、私がここ札幌で土地家屋調査士として開業し、地域に貢献することの「意味と意義」についてお話しさせてください。

■ 白書が浮き彫りにする現代の社会課題

近年の白書では、「所有者不明土地問題」「増え続ける空き家」「少子高齢化」そして「頻発する大規模災害」といった、日本社会が直面する切実な課題が大きなテーマとして取り上げられています。

これらの問題は、遠い国の話ではなく、私たちが暮らす札幌や北海道においても身近な問題です。

親から相続した土地の境界がわからない、空き家になって放置されている……こうした状態が続けば、将来的にお隣との境界トラブル(紛争)の火種になったり、スムーズな土地の売買ができなくなったりします。

また、万が一大きな災害が起きた際、土地の境界が不明確なままでは、街の復旧・復興計画に重大な支障をきたしてしまいます。

■ 単なる「座標」ではなく、「人の思い」に寄り添う仕事

土地家屋調査士は、現場を歩き、現地の人々の思いに寄り添うことができる強みを持っています。

コンクリートや金属でできた「境界標」は単なる無機質な物体ではありません。

そこには、先代から土地を受け継いできたご家族の歴史や、地域で共に暮らす人々の思いが込められています。

地域コミュニティが希薄になりつつある現代において、お隣同士の間に立って丁寧にお話を伺い、過去の歴史を紐解きながら、正しい「境界」を見つけ出してトラブルを未然に防ぐこと。

これこそが、私たちが地域社会に提供できる最大の貢献だと考えています。

■ 札幌での開業と、私たちの「使命」

令和2年の法改正により、私たちの法律(土地家屋調査士法第1条)には、「不動産に関する権利の明確化に寄与し、もって国民生活の安定と向上に資することを使命とする」という「使命」がはっきりと明記されました。

現在、土地家屋調査士の高齢化が進む中で、私が札幌の地で「つきさっぷ士所」を開業したのは、この地域に根差し、先輩方が築き上げてきた歴史と信頼を受け継ぎながら、次世代の街づくりを下支えしていきたいという強い思いがあるからです。

有事の際にも地域の皆様をお守りする体制づくりにが必要だと考えます。

■ 「変わらないために、変えていく」

国民の皆様の安心・安全な暮らしを守り、地域社会に貢献するという私たちの使命は、絶対に変わりません。

しかし、少子高齢化で人手不足が懸念される中、より迅速かつ精密に皆様のご要望にお応えするためには、私たち自身が進化していく必要があります。

当事務所が、全国的にも希少なドローンによる空撮測量や、最新の3Dスキャナー、バックオフィスでのAI活用といった新技術を積極的に導入しているのはそのためです。

最新技術というデジタルの力と、現場に足を運んで「人の声」を聴くというアナログな人間力を融合させ、皆様の家づくりや財産管理の「最初の一歩」を全力でサポートいたします。

今後とも、つきさっぷ土地家屋調査士事務所をよろしくお願いいたします。

また、今年は土地家屋調査士白書発刊年です。

是非、土地家屋調査士という業界団体の歩みを読んでみてください

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